移住・就農希望者の支援活動を約20年続けている、福島県二本松市東和町のNPO法人「ゆうきの里東和ふるさとづくり協議会」で理事を務める大野達弘さん(62)は、「希望者から『思っていたのと違う』と言われないよう、相談会などでの説明を丁寧にしている」と、参入者と地元とのマッチングを大切にしている。これまでに30人以上と関わり、95%近くが定住にこぎつけた。集落みんなでサポートする先頭に立ち、温かな人間関係の中で生活できる環境づくりに努めている。
(3面・暮らし)
〈写真:「農機具の導入を考えてるんです」という塚越さん(左)の相談を受ける大野さん〉