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需要つかむイタリア野菜【山形県・3月2週号】

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 【山形支局】「繊細な日本人の舌をうならせるようなイタリア野菜を生産していきたい」と話すのは、河北町溝延の牧野聡(さとし)さん(44)。水稲11ヘクタール、大豆4.5ヘクタール、サクランボ40アールに加え、イタリア野菜約60アールを栽培し、県内外のイタリアンレストランを中心に70軒以上出荷している。

 一方で、牧野さんは企業組合「かほくイタリア野菜研究会」の理事長も務める。同会では受注から集荷、出荷まで一括で行い、常時10品目以上を取りそろえ週2回出荷する。「売り込みを続ければ、この先も契約数は伸びる」と自信をのぞかせる。

〈写真:イタリア野菜のほか、リゾット専用の米なども栽培している牧野さん〉