畜産の生産現場で診療活動に携わる獣医師が、診療技術に関した研究成果を発表する「平成28年度家畜診療等技術全国研究集会」が2月21・22日、東京都港区のヤクルトホールで開かれた。北海道のNOSAI道東(北海道ひがし農業共済組合)風間啓獣医師の「乳牛における分娩(ぶんべん)後子宮捻転の12症例に関する検討」が農林水産大臣賞を受賞。そのほか、農林水産省経営局長賞9点(うち吉田賞1点、奨励賞2点)、全国農業共済協会長賞10点が選ばれた(審査委員長・酒井健夫日本大学名誉教授)。農林水産大臣賞などのほか、飼養管理の参考になる研究成果を紹介する。また、「受精卵移植技術と繁殖障害への応用」と題して鹿児島大学の窪田力教授が講演した概要を紹介する。
(9面・家畜診療等技術全国研究集会)
〈写真:農林大臣賞を受賞したNOSAI道東・浜中家畜診療所の風間啓獣医師〉