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混合堆肥複合肥料 化成成分で調整/施用が容易 コスト低減も(12面・資材)【2017年2月4週号】

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 堆肥を原料に化成肥料との混合や造粒などをした複合肥料が、従来の有機質資材よりもコスト低減につながると注目されている。肥料取締法が2012年に改正され、公定規格が新設された。成分や形状を調整でき、散布労力の軽減や肥効の安定などで、家畜ふん堆肥などの用途拡大も期待され、現在40銘柄以上が登録されている。特別栽培米を112ヘクタールで生産する岐阜県のJAぎふ特別栽培米生産推進協議会では、豚ぷん由来の複合肥料を一部圃場で試験的に導入し、特別栽培の認証を取りつつ10アール当たり2千円の資材コスト低減を実現。2017年産では全面積で導入する方針だ。

(12面・資材)

〈写真:「機械で施肥できる分、除草などに手間がかけられる」と早川さん〉