埼玉県吉川市中井で水稲120ヘクタールを栽培する有限会社中井農産センターは、生育期間が長い、民間育種された多収水稲品種「みつひかり」など計10品種の特性を生かし作期をずらすことで作業の競合を避ける。「コシヒカリ」などの倒伏しやすい品種は施肥量などで生育を調整し、安定した収量・品質で出荷できる体制を整える。販売・商品開発に特化したグループ会社との連携により、大手飲食店との契約栽培や加工品販売など需要に応じた品種を栽培し、着実に収益を確保する。
(11面・営農技術)
〈写真:作業の進展を従業員に確認する浅見代表(右)〉