「集落を守らんといかん、ただその思いで組合員みんなが同じ方向へ動いている」と話す岡垣健児さん(71)は、豊かな緑に囲まれた鳥取県八頭町で、集落営農組織を立ち上げ、農事組合法人麻生農園の代表理事組合長を務め、地域内の放棄地発生防止や景観保持活動に取り組んでいる。地域内でヤマメを養殖する漁業生産組合の代表も担うほか、林道整備にも関わり、農・林・漁を地域資源とした地域づくりに力を入れている。
(3面・暮らし)
〈写真:地元小学生のもち米作りの場となった圃場で岡垣さん。「作るだけではなく、地域住民とつながる活動は大切だ」〉