農林水産省は18日、自民党の農業基本政策検討プロジェクトチーム(PT、座長・宮腰光寛衆院議員)で、収入保険制度の導入とNOSAI制度の見直しにかかる論点整理案を示し、了承された。農業者ごとの農産物の販売収入全体に着目したセーフティーネットとして導入する収入保険制度は、青色申告の実績が1年でも加入できる仕組みを導入。実施主体は「NOSAI団体が新たに設立する全国組織が適当」とした。NOSAI制度は、所要の移行期間を設けた上で、(1)農作物共済の任意加入制への移行(2)農作物共済の一筆方式の廃止(3)無事戻しの廃止――などの見直しを進める必要性を明記した。
(2面・総合)