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ソバージュ栽培の省力・多収性を生かす/トマト3種 用途別に販路 ―― 兵庫県篠山市・鎌塚忠義さん(8面・流通)【2016年11月3週号】

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生食用 県内スーパーで販売
加工調理用 イタリア料理店へ
包装を工夫し売り上げ増

 露地野菜1ヘクタールを栽培する兵庫県篠山市野中の鎌塚忠義さん(32)は、管理が省力化でき多収も見込めるトマトのソバージュ(露地放任)栽培に注目。3品種約200株を手掛け、生食用はスーパー内の産直売り場で消費者に販売、また加熱調理用はイタリア料理店に卸すなど、両面対応の出荷形態を実践する。直販の包装資材は、OPP袋をやめてケースに詰めることで、見た目の良さと持ち運びやすさを消費者に訴求する。今年8月から週1回、対面販売も始めた。地元客のほか、単価が高い10月は観光客にも売り込みたい考えだ。Iターンで新規就農して4年、営農が軌道に乗り始めている。

(8面・流通)

〈写真:ロッソナポリタンをソバージュ栽培する鎌塚さん。栽培3年目だが、管理方法は試行錯誤の段階だ〉