「サンふじ」を主力に「陽光」など年間約10品種のリンゴを約4ヘクタールで生産する、栃木県矢板市長井の加藤農園(代表=加藤博樹さん、41歳)では、父親の代から続く消費者との対面販売を継続、直営する販売所とリンゴ狩りを合わせて収穫量の約7割を生果で売り切る。残りはジャムやコンポート、リンゴバターなどの加工品にして、売り損じをなくす。顧客は昔からのなじみ客や旅行会社のツアー客など幅広く、自社ホームページを活用した通信販売も手掛け、生果・加工品ともに全国発送に対応する。
(8面・流通)
〈写真:「対面販売もリンゴ狩りも、お客さんの生の声を聞けることが刺激になっている」と管理に励む加藤さん〉