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酒米「亀の尾」から人気の「亀味」【秋田県・10月2週号】

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 【秋田支局】白い芒(のぎ)を持つ穂と稈(かん)の長さが特徴的な水稲品種「亀の尾」。横手市平鹿町上吉田の公地祥一さん(79)が所属するJA秋田ふるさと平鹿町酒米研究会では1997年から栽培し、同町の「浅舞酒造」と全量出荷契約を結んでいる。亀の尾は明治時代に山形県の篤農家・阿部亀治氏が作出した戦前の代表的品種で「コシヒカリ」や「あきたこまち」の先祖。80年代に試験場や個人が保管していた種もみからの復活で栽培が再開された。

〈写真左:亀の尾を栽培する公地さん〉
〈写真右:亀の尾で仕込んだ酒は人気が高い〉