ミズナを中心に葉物野菜4品目を約33アール(ハウス11棟)で栽培する広島市安佐南区の宮脇農園では、鮮度と外観を第一に考え、収穫後の出荷・調整作業のほか、収穫から出荷までの予冷による鮮度保持を徹底する。暑さに弱く品質が落ちやすい夏場でも、高品質のミズナを安定供給し、昨年は2400万円を売り上げた。生産出荷組合「@land(あっとらんど)」を立ち上げて大手企業と契約出荷するほか、茎が鮮やかな赤紫色になる「パープル水菜」の栽培にも取り組み、同市のブランド野菜にしようと力を入れる。
(8面・流通)
〈写真:「後に続く新規就農者の手本になるように、もっと成果をあげたい」と話す宮脇代表〉