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果樹 盛土式根圏制御栽培/収益と作業性を両立 ―― 栃木県鹿沼市・麦倉秀明さん(9面・営農技術)【2016年9月2週号】

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 ポットなどを使わず遮根シート上に木枠で土を盛って定植する「盛土式根圏制御栽培法」は、果樹の早期成園化や管理技術の簡易化を実現し、各地で普及し始めている。主にナシで導入が進み、農家が販売形態や作業に合わせ、植栽密度や剪定(せんてい)などに工夫を加えている。試験場では本年度、モモや柿、リンゴなど他品目でも結実を確認。初期投資の回収や技術習得、耕作適地の確保が難しいとされる果樹経営で、新規参入の促進に期待されている。

(9面・営農技術)

〈写真:「収穫しやすいよう、腰より上の位置に花芽をつける」と麦倉さん〉