故障リスク抑える簡素な構造
有機JAS認証を取得し、「コシヒカリ」16ヘクタールを栽培する、富山市八尾町の長岡功さん(50)は、CAD(キャド)=コンピューター利用設計システム=などの知識を生かして独自に中耕除草機を開発したほか、田植機を使いやすく改良するなど、アイデアを形にして作業能率を向上させている。「農業も農機具の開発も、すべてチャレンジ。でも自分のためだけじゃない。農機具を希望する人に安価で譲ることで、各地域の耕作放棄地を減らせるようにすることもできる」と話す。
(16面・資材)
〈写真:除草後、転車に絡み付いた草を取り除く長岡さん。全パーツは特別な工具を使わず着脱可能なので圃場で洗浄やメンテナンスができる〉