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キャベツ 収穫・出荷を一部委託【広島県・8月1週号】

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 【広島支局】世羅町の水野誠さん(34)は、キャベツ4ヘクタール、水稲10ヘクタールなどを栽培している。今年から県の「県域生産連携促進事業」を活用し、キャベツの収穫・出荷作業の一部を業者へ委託。「キャベツは収穫に労力がいる。水稲が忙しい時期などに、自分だけで作る以上の量を出荷できる」とメリットを話す。
 一つ一つ手作業で行う収穫の人手の確保は、安定供給、面積拡大するにあたり、最大の課題となる。「植え付けや防除は機械化しているので、面積を増やしても管理は同じ」と水野さんは話し、作業委託が軌道に乗れば、来年はさらに規模を拡大するという。JA全農ひろしま園芸・資材部園芸課では「作業受委託は、労働力で悩まれている生産者が面積拡大を行える鍵となる事業だ。生産意欲の高い生産者への支援体制の構築を進めていきたい」と話す。

〈写真:箱詰めの仕方を指導する水野さん(右)〉