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農家が直営店をオープン/生産と販売が一緒になった経営 ―― 山口県長門市・LaLaフラン(9面・流通)【2016年7月1週号】

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 「地元でキュウリが取れているのに、地元のスーパーには他県地のキュウリが並ぶ。何とかしたいと思った」。山口県長門市西深川の有限会社「長門アグリスト」の末永裕治代表は養鶏業を営む傍ら、サトウキビ15アールを栽培。地元農産物や加工品の地産地消を促進するため、仲間の農家らと別組織として株式会社「63Dnet(ろくさんでぃーねっと)」を設立。スーパーの元青果仕入れ担当者が、近隣農家を回って野菜などを集荷し、スーパーや道の駅に卸す仕組みを確立した。農業者4戸とレストラン1軒で構成する。長門市駅近くのスーパーに地元の農産物専門店「LaLa(らら)フラン」を10日、フルオープンし、販売チャンネルを充実させる。

(9面・流通)

〈写真:集荷した野菜の状態を確認する末永代表〉