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マンゴーボックス栽培 独自に技術を研究【群馬県・7月1週号】

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 【群馬支局】県内で唯一、マンゴーを栽培している太田市東今泉町の柳田皓治さん(29)。7アールの栽培面積で、糖度の高いアップルマンゴーやキーツマンゴーをボックス栽培(根圏制限栽培)で千個ほど栽培している。
 「宇都宮の果樹農家に弟子入りし、独立してから1人で試行錯誤しながらも、2年目から販売することができた」と柳田さん。近隣で作り手がいない中、剪定(せんてい)頻度や肥培管理をネットで情報収集しては検証してみるなど、独自に研究を行っている。
 昨年は原因不明の感染症で100本以上の枝が使用不能になったが、自身が所属する全国ボックス栽培研究会から情報を収集。工夫と研究を重ねた結果、今年は無事に収穫を迎えることができた。
 柳田さんは「岩手から鹿児島まで口コミで注文があり、お客さまから『おいしい』と喜んでもらえることが何よりうれしい」と笑顔で話してくれた。

〈写真:マンゴーハウスで柳田さん〉