岩手県岩手町久保で家族型企業経営を展開する「アンドファーム(三浦正美代表、60歳)」は約80ヘクタールでキャベツやトウモロコシなど野菜13品目を作付ける。大手量販店や全国展開する飲食店との契約取引で、収穫量の約8割を出荷する。「定時・定質・定量」を実現するため、生産状況の的確な把握と情報提供に尽力。取引先との値段交渉を自ら行うことで生産コストに見合った売り上げを確保する。〝お客さまの台所農家〟を掲げ、選ばれる農家として取引先の信頼を得ながら安定経営を図っている。
(8面・流通)
〈写真:キャベツの生育を確認する三浦代表。48アールから経営規模を徐々に拡大した〉