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生乳、和子牛、堆肥販売 3本柱の循環型酪農 ―― 岩手県滝沢市(9面・営農技術)【2016年6月1週号】

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 乳用牛126頭を飼養する岩手県滝沢市鵜飼花平の鈴木稔さん(39)は、自家繁殖の後継牛を効率的に確保するため、発情発見器や雌雄判別精液を導入、さらに和牛の受精卵移植(ET)にも力を入れ、子牛の販売収入を伸ばしている。採卵用の繁殖和牛8頭を飼養し、安価に優良な受精卵を確保する。分娩(ぶんべん)後は、母体を十分に回復させてから移植することで、約7割という高受胎率だ。2卵移植も取り組み、収益性を一層高めている。生乳と和子牛、堆肥販売の3本柱を掲げ、安定した酪農経営を図っている。

(3面・暮らし)

〈写真:和子牛に代用乳を飲ませる鈴木さん〉