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ナシ「幸水」 20年経過したジョイント栽培樹/収量・品質が慣行と同等(17面・営農技術)【2016年5月4週号】

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 果樹のジョイント仕立ては、主枝を横一列に並べる樹形のため人の作業動線が直線上になり、結果位置が低く、栽培管理の大幅な省力・簡易化を実現する技術として注目されている。また3年目には成園化でき、低収益期間が短縮できるなどメリットも多い。仕立て方法が異なる幅広い樹種に適応され、特にナシでの普及が進んでいる。その一方で生育・収量の推移や経済樹齢が明らかでない課題があった。20日に神奈川県農業技術センター(平塚市)が開いた試験研究成果発表会では、樹齢20年を経過した「幸水」のジョイント栽培樹でも慣行と同等の収量や品質を維持できることが報告された。同発表会から最新技術を紹介する。

(17面・営農技術)

〈写真:ジョイント栽培樹の安定生産性を説明する柴田主任研究員〉