【山形支局】「伸び伸びと、自然のままの飼い方で地鶏を育てています」と話す紺野喜一さん(57)。白鷹町畔藤で水稲3.4ヘクタール、葉タバコ20アールを栽培しながら、「やまがた地鶏」400羽を飼育、販売する。
朝に給餌と給水を行い、昼、夕は水を切らさないように管理する。湿気を抑えるため、地面にもみ殻をまく。また、ハウス内の暑さを抑えようと天井に黒い遮光幕を張った。ハウス上部の空気が温められ、天窓から外に流れ出ることで、側面から涼風が入り、鶏がいる空間は涼しくなるよう工夫を重ねた。
同町のふるさと納税の返礼品に採用され、喜ばれているという。「付加価値をつけて販路拡大していきたい」と紺野さんは話している。
〈写真:「鳴き声が静かでにおいも少ない」と紺野さん〉