農業従事者の減少と高齢化が進む中、就労の場を求める障害者を農業法人などで雇用する「農福連携」に注目が集まる。求める作業と能力がマッチングできれば貴重な働き手として期待できる。農作物栽培や動物とのふれあいには心身の癒やしや症状を軽減する「園芸療法」の考え方も定着しつつあり、社会復帰への後押しも可能だ。就労継続支援A型事業所の指定を受けて障害者17人を雇用し、花苗を栽培するNPO法人ドリーム・プラネット(岡山市東区谷尻)を取材し、農福連携の可能性を探った。
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〈写真:メランポジウムを定植する尾﨑さん(左)〉