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パイプハウス 屋根に灌水チューブ/安価で簡単に冷却 ―― 群馬県農業技術センター(9面・営農技術)【2016年5月1週号】

 群馬県農業技術センターでは、夏場のパイプハウスの温度管理として、屋根に市販の灌水(かんすい)チューブを設置し、被覆資材と組み合わせて冷却する技術を開発した。小雨程度の散水が天井部の鉄パイプの熱を奪い、室温を最大5度下げることができる。イチゴの育苗ハウスでの花芽分化促進など収量増や品質向上に効果があり、作業の負担軽減にも期待されている。従来使用されてきたスプリンクラーなどに比べて資材費が安く、自分で簡単に着脱が可能だ。技術センターでは、散水量などに改良を加えながら現場での普及を進めている。

(9面・営農技術)