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えぐ味なく強い甘味 菜の花「キラリボシ」が好評【山形支局・2016年5月1週号】

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 【山形支局】地域特産品の食用菜の花「キラリボシ」が、道の駅「庄内みかわ」(三川町横山)の敷地内にある物産館「マイデル」に並び、目当てに訪れた買い物客でにぎわっている。
 キラリボシは、町の花に菜の花を掲げる三川町が導入した品種で、在来種に比べ、えぐ味がない上に甘味が強く、おひたしや炒め物、かき揚げなど、幅広い料理に用いられている。
 2010年には「キラリボシなばな生産者グループ」が発足し、本格的に栽培が始まった。現在は15人の会員がキラリボシを栽培。8月末に播種し、大きくなった苗をハウス内と露地畑に移植し育てている。ハウスものは翌年の2月から、露地ものは4月から収穫が始まり、5月中旬まで出荷が続く。
 同グループの齋藤みつ会長は「ハウスものは、歯ざわりが柔らかく、早い時期に消費者に届けることができる。露地ものは、冬期間を雪の下で過ごすため、より甘くなります」と話す。

〈写真:「えぐ味がなくて甘く、体にやさしいキラリボシ」と齋藤会長(左)とマイデルの須藤みかさん〉