ヘッドライン一覧 購読申込&お問い合わせ 農業共済新聞とは? 情報提供&ご意見・ご感想 コラム防風林

のし餅プレス機を自作【埼玉支局・2016年5月1週号】

160512-07.jpg

 【埼玉支局】春日部市で水稲約12ヘクタールを作付ける駒﨑孝さん(68)は、のし餅プレス機を自作。のし餅作りを省力化した。
 毎年もち米「喜寿糯」を60アール栽培する駒﨑さん。プレス機は、昔、鉄工所を営んでいた経験を生かして製作したもので、空気で圧力をかけて餅を延ばす。
 孝さんはこれまでに、餅プレス機2台の開発に着手。1号機はシリンダーの太さや、圧力のかかり具合がうまくいかず断念した。その後、2号機の開発に取り掛かったが、1号機で問題となったシリンダーの調整は、工夫を凝らして克服した。「これができて餅を延ばすのが、本当に楽になったのよ」と妻の恵美子さん(67)は笑顔で話す。
 のし餅は一部を近所の人や知人に無償で配るほか、要望に応じて1升千円で販売する。年間で300個ほど売れるという。

〈写真:駒﨑さんと自作ののし餅プレス機〉