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リン酸/定植前のネギ苗の施肥量を削減 農研機構・東北農業研究センターが手引書(13面・営農技術)【2016年4月4週号】

 肥料の国際的な需要が増加する中、資源の枯渇や価格高騰など安定供給への影響が懸念されている。特に、リン酸肥料や化成肥料の主要成分原料であるリン鉱石は、全てを輸入に依存しているのが現状だ。一方で、国内農地土壌のリンやカリウムの過剰蓄積が顕在化。必要以上の施肥は、コスト面だけでなく、環境への負荷も大きいことから、適切な施肥設計をあらためて意識したい。農研機構・東北農業研究センターはこのほど、「定植前リン酸苗施用によるネギのリン酸減肥栽培」の手引を発行した。定植前のネギ苗にリン酸を施用することで、畑へのリン酸施肥量を50%以上削減できるとともに増収効果があるとする。手引をもとにあらためてリン酸減肥技術をまとめる。

(13面・営農技術)