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ハウスワラビ 端境期出荷で高収入【奈良県・4月4週号】

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 【奈良支局】吉野町の岩本義正さん(79)は、吉野の名物として古くから出荷しているワラビを栽培し、地域の活性化を図る。岩本さんは9人が所属する吉野町わらび出荷組合の組合長を務め、ビニールハウス内でワラビ7アールの栽培に取り組む。
 露地栽培のワラビと比較すると食感は柔らかく、珍しいと消費者からの評価も高い。ハウス内の温度を調整することで、本来よりも出荷時期を早めることが可能だ。250グラム当たり千~3千円と市場価格が高くなる1月中旬~4月中旬に、京都市の中央卸売市場へ出荷している。
 岩本さんは今後について「現状を維持しながら、今後の存続のために後継者を育成したいです」と話す。

〈写真:「高級食材ですが、一般の人にも食べてほしいです」と作業する岩本さん〉