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ナシの育苗施設が始動 2年物の大苗販売【千葉県・4月4週号】

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 【千葉支局】白井市梨業組合(秋本享志組合長)では、苗木を効率よく育成し、将来にわたり生産量を確保することを目的に、白井市の補助を受け「しろいの梨育苗センター」をオープンさせた。
 この施設で同組合が一定の大きさまで苗木を育成し、「2年物の大苗」として市内のナシ農家に販売する。収入減少や育苗の労力の負担を軽減し、改植を促すのが狙いだ。センターの面積は2327平方メートルで、最大1600本の苗を育てることができる。
 近年、ナシの木と木をつないで栽培する「ジョイント栽培」での植え替えが進んでいて、2年物のポット植え苗木は植え替えに有利に働くとして期待されている。品種は「幸水」「豊水」「あきづき」の3種類で、販売開始は今年11月ごろの見込みだ。ポット植え苗木(2年)を1本当たり2500円で販売する。

〈写真:始動した育苗センター(写真提供=白井市)〉