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イノシシ対策 住民一丸で柵の設置【宮城県・4月4週号】

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 【宮城支局】イノシシの生息が広域化する中、名取市高舘地区では防護柵で侵入を防ぐ集落ぐるみでの対策に取り組んでいる。
 同地区では、2013年ごろからイノシシによる農作物被害が増加。個人対策では限界があると考え、4集落で「高舘第14区獣害対策協議会」を設立した。同協議会は市に対して対策の必要性を主張し、集落を囲む総延長19キロのワイヤメッシュの資材提供を受けた。
 防護柵の効果で被害は大幅に減ったが、突破された場所も多い。「柵があれば大丈夫と考えていたが甘かった」と加藤会長。「どこが、なぜ、破られたのかを研究して対策しないといけない。年齢的にも管理が大変になってくるが、地区として取り組んでいきたい」と獣害に立ち向かう。

〈写真:状況を説明する加藤さん〉