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ハウスキュウリ 反収37トンを確保/光合成を最大限促進 ―― 佐賀県佐賀市(9面・営農技術)【2016年4月3週号】

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 ハウスキュウリ34アールを家族5人で栽培する佐賀市川副町小々森の坂田和史さん(47)は、日射量が少ない冬季に二酸化炭素(炭酸ガス)の施用法と温湿度管理を工夫。高い秀品率と安定収量を確保し、10アール当たり年間収量は37トンに上る。半促成と抑制の年2作型で摘心栽培する。二酸化炭素は日中、外気よりも濃度が下がるたびに施用。日の出までに約20度に上げて光合成を促し、夕方は光合成産物を果実に転流させるため、一気に温度を下げる。光合成を最大限に生かした環境管理を徹底し、10アール当たり販売金額は1200万円を達成する。

(9面・営農技術)

〈写真:キュウリの摘心と摘葉をする坂田さん〉