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ヤギミルクでビジネスモデル確立へ【高知支局・2016年4月2週号】

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 【高知支局】川添ヤギ牧場は、南国市関地区にある高知県唯一のヤギ牧場。川添建太郎さん(36)と母の和嘉さんの2人で経営している。ヤギミルクの搾乳量は乳牛の約10分の1だが、さまざまな売り方で流通させようと日々奮闘している。
 子ヤギを含め約70頭を飼育。2年目に搾乳をスタートさせ、ヤギミルクとヨーグルトを作り始めた。3年目にはジェラートの販売が始まり、現在、老舗菓子屋や農園レストランなど県内でも加工品に使用される。東京のレストランなどからも注文があり、プリンやチーズに加工されている。
 同牧場は同市に本社を置く「ひまわり乳業株式会社」と提携。京阪神に店舗を持つ「いかりスーパー」で4月中旬から、ヤギミルクが飲料用として販売される。将来は加工品を牧場で販売することを目標に自家製チーズの試作にも取り組んでいる川添さん。「今後はヤギのいろいろな可能性を考えながら新しいビジネスモデルを確立し、今までにない消費者へのサービスを提供していきたい」と話してくれた。

〈写真上:ヤギに自家産の飼料を与える川添さん〉
〈写真下:ヤギミルクは1本千円で販売予定〉