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災害に対する相談や地域住民との交流 信頼厚いまとめ役 ―― 鳥取県・NOSAI鳥取(5面・NOSAI)【2016年4月1週号】

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 農村の高齢化が進む中、地域農業の状況を理解し万一の災害に備え周辺の農家を支える役職が、共済部長(NOSAI部長)だ。NOSAI鳥取(鳥取県農業共済組合、坂本昭文組合長)の管内にある大山町では、水田での野菜などへの転作が進む一方で、農地維持のために稲作も重要な役割を担っている。書類の取りまとめや広報紙の配布だけでなく、地元で増加する自然災害への相談や住民との交流も担い地域を支えている。

広報紙の配布や書類を取りまとめ
 「高齢化が進んで農家も少なくなっている。地元に信頼されるよう役職を務めながら地域を支えたい」と大山町塩津の高見達雄さん(68)。水稲21アール、水田転作でブロッコリー4ヘクタールなどを栽培する。

メリット説明し建物共済を推進
 大山町加茂の真島国博さん(73)は、地域で豊富な地下水など水資源を生かし、稲作や野菜作に取り組む。もち米を15アール栽培し、全量を地元の直売所で販売する。転作として55アールでホウレンソウなどを作付けている。

(5面・NOSAI)

〈写真上:高見さんは「後継者が入っていける環境づくりが必要」と話す〉
〈写真下:天井から支柱を降ろし「大雪などにも備える」と説明する真島さん〉