ヘッドライン一覧 購読申込&お問い合わせ 農業共済新聞とは? 情報提供&ご意見・ご感想 コラム防風林

交雑牛肥育から精肉販売まで/一頭丸ごと直販 ―― 愛知県南知多町・知多牛工房 牛小屋(6面・流通)【2016年4月1週号】

160406-04.jpg

 「朝夕は牧場、昼は加工所の二刀流で、笑顔を食卓に届けたい」と話す愛知県南知多町内海の大岩智さん(50)。交雑種50頭を飼養する傍ら、家畜市場に出荷した牛を一頭丸ごと買い戻し、経営する精肉店「知多牛工房 牛小屋」で直販する。店舗販売のほか、移動販売車で直売所や観光施設に出向き、地元ブランド牛の魅力を伝えながら精肉や総菜を販売。「育てた農家が自信を持って販売してくれるから安心」と喜ばれている。肥育から肉の加工・販売までを一貫して行うことで、素牛〈もとうし〉価格の高騰が続く中でも安定経営につなげている。

(6面・流通)

〈写真:トウガラシと呼ばれる部位を切り分ける大岩さん。「牛ごとにさし具合や筋肉量が違う。自分でさばいてみて初めて分かったことも多い」〉