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天日干しの効果を解明 ―― 八戸工業大学・青木秀敏客員教授(9面・営農技術)【2016年4月1週号】

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 "お天道様"の力を借りて食品をおいしくする天日干し。含まれるうま味成分や機能性成分が増大するといわれ、米や野菜、水産物など、さまざまな食材の加工技術として伝統的に活用されてきた。天日干しを研究する八戸工業大学(青森県八戸市)の青木秀敏客員教授は、太陽光線に含まれる紫外線の中でも、波長が長い「UV(ユーブイ)―A(エー)」がうま味成分増加などに寄与していると突き止めた。人工的にUV―Aを照射することで、天日干しを上回る食味向上が可能な乾燥法を開発し、特許を取得。6次産業化など、付加価値の高い食品加工への応用が期待される。青木客員教授を取材した。

(9面・営農技術)

〈写真:分析装置で食品成分を解析する青木客員教授〉