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ドレッシングで大豆の魅力発信【宮城県・4月1週号】

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 【宮城支局】「豆本来のおいしさを感じてほしい」と話す、大崎市古川の集落営農組合「桜ノ目アグリサービス」の佐々木精子さん(55)。組合の大豆を原料としたドレッシングを製造・販売し、好評を得ている。
 佐々木さんは、大豆を使った商品開発に取り組むため、6次産業化のセミナーを受講。みそやしょうゆ以外の加工品は少なく、「大豆のおいしさを知ってほしい」との思いから豆乳ドレッシングを開発した。
 商品は「ミヤギシロメの豆乳ドレッシング焙煎(ばいせん)大豆」と「ピリ辛」の2種類。焙煎大豆味は、豆乳や菜種油、米酢の他にジャガイモを入れてとろみを出す工夫をする。また、いった大豆を粉砕して加えることで、風味が増し、食感のアクセントにもなっている。
 ピリ辛味は、ごま油とニンニクの風味にトウガラシでパンチを効かせる。サラダだけでなく、万能調味料として油淋鶏(ユーリンチー)のタレや、酸辣湯(サンラータン)スープなどにも使うことができ、特に男性に人気だ。
 佐々木さんは「これからは大豆粉を使った商品の開発を進めていきたい」と抱負を話す。

〈写真:「豆の持つおいしさを味わってください」と佐々木さん〉