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水稲 ブログや広報紙で情報発信【富山県・3月4週号】

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 【富山支局】水稲8.7ヘクタール、麦を0.9ヘクタール作付けする濱田ファーム(濱田智和代表、44歳)では、自家製堆肥を使い、害虫対策として畦(あぜ)にミントを植えるなど、減農薬・無農薬での栽培を実践。農薬使用量が最も多いものでも、富山県で推奨される栽培方法の8割減となっている。
 販売先は近隣地域(配送)や料理店、土産物店などが多い。5年前からは年に5、6回、東京の青山や六本木のマルシェに出品。県外へも積極的に販路を広げている。
 妻の律子さんは米袋のデザインやチラシの作成を担当し、広報紙「濱田ファーム便り」を毎月発行。濱田さん本人もブログやSNSで毎日情報を発信する。着々と顧客を増やし、昨年からは米を全量、直接販売することができるようになったという。
 「できる範囲で作業することで、自信を持って『僕が作ったお米です』と言える。それを広報紙やブログなどで伝える。食べたり、見てくれた人からいろいろなメッセージを頂いて、多くの人とつながることができる。農業をして良かったなと思える瞬間です」と話してくれた。

〈写真:毎月発行している「濱田ファーム便り」〉