【千葉支局】「ナシの若い樹(き)を大きく育てる中で、特に主枝を成長させることがとても大事です」と話す、白井市の中村善一さん(49歳=ナシ120アール)。ナシの新梢(しんしょう)管理に「高枝結束器」を自作し、製品化に向けて特許を申請中だ。
この装置は手元のグリップを操作するだけで、高い場所にある主枝と支柱をテープで結びつけ、簡単に固定することが可能だ。脚立の昇り降りや移動もなくなり作業時間が短縮でき、転落事故の防止にもつながる。
中村さんは「生産者の高齢化が進んでいるので少しでも農作業の負担を減らせれば」と話す。
〈写真:「作業の負担を減らせれば」と高枝結束器を手に中村さん〉