遊休農地解消に一役
「自分たちで播種して育てたソバを食べてもらう。うそのないそばだと自信を持っている」と話す田端信一さん(65)。埼玉県横瀬町などのそば好きが集う「横瀬そばの会」の会長を務める。もともと農家ではないメンバーが、趣味が高じて自らソバ3ヘクタールの栽培に乗り出した。収穫後に自前で製粉してそばを打ち、メンバーの田端伸夫さん(68)が経営する飲食店で提供。香り高いそばでファンを獲得している。また、月に1度、勉強会を行ってメンバーの交流を深める。趣味で始めた活動が、中山間の遊休農地活用につながっている。
(3面・暮らし)
〈写真:そばをゆであげる田端伸夫さん〉