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父と娘で築くイチゴ観光農園【埼玉支局・3月3週号】

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 【埼玉支局】越谷市恩間新田の山﨑康成さん(48)、優花さん(22)親子が二人三脚で「やまちゃんファーム『いちご畑』」を運営している。
 ハウス約940平方メートルを建設し、2014年10月に「紅ほっぺ」「章姫」「彩のかおり」の苗6500株を定植。15年1月に「やまちゃんファーム『いちご畑』」を開園した。高設栽培でプラント間を約110センチ幅と広く取り、ベビーカーや車椅子でも楽に通行可能だ。
 ポニーやヤギ、フェレット、ウサギ10羽、アヒル6羽が動き回る園内は、イチゴの摘み取りに来た子どもだけでなく、地元の小学生が社会科見学に来るという。
 市の広報紙やポスター、チラシ配布の他、ブログや会員制交流サイト(SNS)を通して世界にもPRする。海外からも人が訪れ、中にはリピーターもいる。市内を中心に平日1日10人ほど、土日は80人ほどが来園する。
 優花さんの仕事ぶりを「20歳そこそこで汚れながら力仕事し、情熱を注ぐ娘の姿には感心します」と康成さん。優花さんは「臨機応変に対応する父を尊敬しています。見習いたいです」と話してくれた。

〈写真:ハウスの中でイチゴを手に山﨑さん親子〉