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復興ハウスでチンゲンサイ 売り上げ回復に手応え【宮城支局・3月3週号】

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 【宮城支局】仙台空港の敷地近くで特産のチンゲンサイを生産する、名取市の杉ヶ袋南野菜出荷組合(組合員22人)。組合員が一丸となり、東日本大震災から5年で以前の姿を取り戻した。
 冬はチンゲンサイやコマツナ、ホウレンソウ、夏にはトマトと露地でブロッコリーを栽培する。仙台市場へ出荷し、特にチンゲンサイは市場一の産地として高い評価を得ている。
 「震災の時は夢も希望もなかった」と話す、相原和夫組合長(66)。杉ヶ袋南地区は震災の津波でハウスが全壊し、相原さんの自宅も床上浸水の被害を受けた。
 復旧支援などで200棟のハウスが再建された。2015年の組合全体の売り上げは年間約1億2千万円で、これは震災前と同等に当たる。相原さんは「支援していただいた方々へは感謝の気持ちでいっぱいだ」と話してくれた。

〈写真:「5年でよくここまで復興できた」と振り返る相原組合長と妻の忍さん〉