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米農家と料理人の二刀流【栃木支局・3月3週号】

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 【栃木支局】水稲80アールを栽培している栃木市岩舟町小野寺の江田佑樹さん(37)は、弁当屋「ファーマーズキッチン佑」の経営にも取り組み、自身が栽培する地域のブランド米「小野寺米」を使った弁当を提供している。
 「小野寺は寒暖差があり、食味、甘味も増します」と小野寺米について話す江田さん。栽培では、化学合成肥料は一切使わず、発酵鶏ふんや内城菌などを使用。除草剤散布は一度だけで減農薬にも努める。
 使用頻度の高いジャガイモなどの野菜を市場から仕入れる他は、小野寺産のもの使うことを心掛けるとともに、栄養面、彩りにも気を配る。
 江田さんは「お客さまの笑顔を直接見られる喜びがあります。そのためにも、おいしいものを作り続けます」とほほ笑む。

〈写真:農家と料理人の二足のわらじの江田さん。メニューにはオムライスをはじめ、カレー、特製味噌(みそ)からあげがある〉