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葉もの水耕 ハウスもベンチも手作り【山形支局・3月3週号】

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 【山形支局】会社勤めをしていた際に身に付けた技術で、ビニールハウスと栽培設備を自作し、リーフレタス栽培を行っているのは、酒田市下青沢の遠田裕己(ゆうき)さん(36)。総数1700株が栽培可能な施設を完成させ、「業者に依頼すると900万円ほど掛かる経費が、約100万円で済んだ。水耕栽培で安全なものを安定生産していきたい」と話す。
 もともと「ものづくり」が好きだったこともあり、ハウスを建てる敷地の整地から、ハウスの組み立てまで父と協力して行った。また、栽培設備はインターネットで調べるなどして設計。塩ビ管や直管パイプを組み合わせて高設ベンチを作り上げた。
 今春、水耕栽培施設を1棟増設する予定で、「水と光で、安心なものを安定生産できる『植物工場』を目指す」と意欲を見せる。

〈写真:自作のハウスで遠田さん〉