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学校産米使い乳酸発酵甘酒を開発【宮城支局・2016年3月2週号】

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 【宮城支局】県登米総合産業高等学校は、登米市の有限会社伊豆沼農産と共同で乳酸発酵甘酒「初恋さくら」を開発。同校の売店や伊豆沼農産の直売所、地域パートナーとして連携を結ぶウジエスーパー12店舗などで販売する。
 原料には、同校で生産した環境保全米「ひとめぼれ」を使用。伊豆沼農産の「伊豆沼めぐみ乳酸菌」を加え、甘味を抑えてすっきりとした酸味に仕上がっている。開発の中心となった普通科3年生の5人は、試飲やアンケートを行い改良に携わった。阿部大樹さんは「規模の大きさにびっくりしている」と話す。
 初恋さくらは、伊豆沼農産が特色ある教育活動の地域パートナーとして、同校設立から携わっていることから誕生。同社の伊藤秀雄代表取締役は「一番の地域資源である米を生かし、新商品を開発できてほっとしている」と話す。

〈写真:初恋さくらの発表会。中央が阿部さん、左が伊豆沼農産の伊藤代表取締役〉