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ピーマンで株元加温 反収が3トン増に【鹿児島県・3月1週号】

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 【鹿児島支局】ハウス2棟25アールでピーマンを栽培する志布志市志布志町の川原俊行(かわはらとしゆき)さん(37)。株元加温を導入し、収量向上への取り組みが成果を上げている。
 株元加温は、株元を透明のフィルムでトンネル被覆し、小型ダクトをトンネル内に通してトンネル内温度を20度で管理する。株元を加温することで地温を確保し、冬場の樹勢維持と増収効果を狙って11月中旬から始める。ハウス内は重油暖房機を用いて導入前と同じ18度に維持し、株元加温したところ、10アール当たりの収量が13トンと、導入前より3トン増加。「株元が太くなり、根の張りも良くなりました。斑点病や黒枯病などの病虫害が減り収量増につながっています」と手応えを感じている。

〈写真:株元加温を導入したピーマンハウスで川原さん〉