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獣医師が発表 臨床現場の最新技術(8-9面・家畜診療等技術全国研究集会)【2016年3月1週号】

 畜産の生産現場で診療活動に携わる獣医師が診療技術に関した研究の成果を発表する「平成27年度家畜診療等技術全国研究集会」が2月18・19日、東京都港区のヤクルトホールで開かれた。北海道のNOSAIオホーツク(オホーツク農業共済組合、佐々木環組合長)湧別家畜診療所の田中優樹獣医師の「牛の閉塞(へいそく)性胆汁うっ滞に対して胆嚢(たんのう)十二指腸吻合(ふんごう)術を行った7例の比較考察」が農林水産大臣賞を受賞した。そのほか、農林水産省経営局長賞9点(うち吉田賞1点、奨励賞2点)、全国農業共済協会長賞11点が選ばれた(審査委員長・酒井健夫日本大学名誉教授)。農林水産大臣賞などのほか、飼養管理の参考になる研究成果を紹介する。また、「ウシ人工授精前後のホルモン処置による受胎率向上の試み」と題して帯広畜産大学の松井基純教授が講演した概要を紹介する。

(8-9面・家畜診療等技術全国研究集会)