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「会津地鶏」の卵にリピーター【福島県・2月4週号】

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 【福島支局】希少種「会津地鶏」の飼育・採卵を行う下郷町の阿久津農園(阿久津有信代表・64歳)では、「もっとおいしい卵を」と試行錯誤を重ねる。
 3500羽ほど飼育していて、卵の特徴として阿久津代表は、「産卵率は一般的な採卵鶏の半分程度ですが、うま味が凝縮された濃厚な黄身とプリプリの白身の食感など豊かな味わいです」と話す。
 下郷町は観光名所が多く、土産に買っていく人もいて、「味が濃い」「昔の卵の味がする」などの声があり、口コミで広まり、他県からのリピーターも多いという。
 今後について「冬場は観光客が少なく、卵の需要も下がるので、卵を使った菓子やプリンの加工をやってみたい。加工品ができれば経営規模も拡大できる」と抱負を話す。

〈写真:給餌する妻の常子さん(62)。鶏は平飼いしている〉