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イチゴ まきストーブの燃料に雑木を利用【香川県・2月4週号】

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 【香川支局】「休耕地の保全管理も兼ね、雑木をまきに使っている。ハウスの燃料代は15%ほど削減できた」と話す、藤崎盛清さん(68)。土庄町豊島唐櫃でハウスイチゴ19.8アールを栽培する。
 島の後継者不足は深刻で、田畑だった場所は急激に山へと変貌。「豊島では、まきに困らない」と、農業共済新聞の広告欄に掲載されていた「ゴロン太」を、2014年に購入した。
 まきストーブは、筒の部分が直径約50センチで、高さは120センチ。休耕地に生える雑木は、丸太のまま長さをそろえれば入るため、まきを作る時間と労力はさほどかからない。
 最初は点火で失敗し、ハウスの中に煙を充満させたこともあったという。現在は、温まった空気をハウス内に拡散させるため、送風機を置いて試している。藤崎さんは「もう少し効率的に空気を動かす方法を模索している」と話す。

〈写真:まきストーブと藤崎さん〉