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「水田ごぼう」を加工し通年提供【熊本県・2月4週号】

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 【熊本支局】菊池市袈裟尾の村上活芳(むらかみかつよし)さん(51)・智美(ともみ)さん(45)夫妻は、米の裏作として菊池地域の名産品となっている「水田ごぼう」230アール(うちJAS認定180アール)を栽培している。
 水田ごぼうは、畑で栽培するゴボウに比べ色白で、繊維も柔らかく、豊かな香りと甘味があるのが特徴だ。近年では、栽培技術が向上し、春ゴボウに加え冬ゴボウも栽培されるようになった。
 村上さん夫妻は、二十数年前から無農薬・無化学肥料で水稲と水田ごぼうに取り組んでいる。連作障害対策として、3年前からはサトイモとタマネギを水稲と水田ごぼうのローテーションに加えている。
 村上さんは安全・安心な水田ごぼうを一年中、食卓に届けたいと、有機JAS認定を受けた水田ごぼうで「乾燥ごぼう」を製造。皮ごと、調理しやすい大きさにカットし乾燥させた。
 「これからも、おいしい農作物をみなさんにお届けします」と村上さん夫妻は笑顔で話してくれた。

〈写真:「水で戻してすぐに使える乾燥ごぼうです! 便利ですよ」と村上さん夫妻〉