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学給へ20品目以上を安定供給【秋田県・2月4週号】

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 【秋田支局】子どもたちに地域農業への関心を持ってもらおうと、横手市内の学校給食センターでは、地元農家らが生産した野菜を使った献立を提供。学校給食という大規模な消費量を、横手市学校給食野菜出荷農家会(会員25人)が支えている。
 同会は転作作物として市内で野菜を生産する農家を中心に構成され、ジャガイモ、ニンジン、ネギ、リンゴなど、供給する品目は20以上。髙橋利光会長(59)は「会が結成された2001年に比べ、提供できる品目が大幅に増え、献立の材料に占める地場産の割合を高めることができている。子どもたちに地域の農業を身近に感じてもらえるのではないか」と話す。
 これまでの課題として、タマネギは給食での使用頻度が高く需要があったにもかかわらず、供給実績が少なかったことが挙げられた。「タマネギの供給量を増やすため、一昨年から春定植栽培に取り組んでいる。このことで収穫時期が延長できた」と髙橋会長は振り返る。

〈写真:収穫した野菜を手に髙橋会長〉