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コンポストバーン牛舎 快適性高く乳房炎減 ―― 熊本県菊池市・株式会社スコヤカファームが導入(9面・資材)【2016年2月4週号】

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 乳牛の快適性が高く、生産性向上につながるコンポストバーン牛舎が話題だ。放し飼い方式のフリーバーン牛舎の一種で、休息エリアにコンポスト(堆肥)を1メートル近く積み上げ、水分調整材のおが粉を足しながら朝夕2回、ロータリーで攪拌(かくはん)して牛舎内でふん尿を堆肥化させる。牛床のクッション性に優れて蹄への負担が減り、牛体をきれいに保ち乳房炎の減少にもつながる。熊本県菊池市旭志弁利の株式会社スコヤカファームでは、コンポストバーンを導入して経産牛1頭当たり年間乳量が1万1千キロ超に達するなど、酪農経営が向上している。

(9面・資材)

〈写真:ロータリーでコンポストを攪拌する善久さん。トラクターの自重で沈み、より深く攪拌できる〉