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米せたな町をPRにポテチ【北海道・2月3週号】

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 【北海道支局】「町のPRに」とせたな町の畑作農家・河田春夫さん(63)は、自家産ジャガイモのポテトチップスを、町内の商店や温泉ホテルで販売し、好評を得ている。
 河田さんは、知り合いを通じて個人の依頼を受けてくれるポテトチップス製造会社を知り、昨年、20アールに「ワセシロ」を作付けた。7月下旬に収穫し、8月下旬には1袋60グラム入りのポテトチップスが2万1600袋完成した。
 「生産コストは高額ですが多くの人に食べてもらいたいと思った」と河田さんは話す。
 完成品は近隣の幼稚園、学校や施設に寄贈する他、町主催のイベントや町外での物産展で販売し、すぐに完売するほどの人気だ。
 河田さんは「町のPRが目的なので、利益はあまり求めていません。販売先が確保できれば今年は作付面積を増やして、違う味付けも作りたい」と意欲的だ。

〈写真:袋に町の観光名所を掲載〉